Blog | 2025年6月12日

【DX成功事例】パソコン音痴の56歳店主が無料ツールとAIで売上改善!溝の口「らーめん一徹」感動の物語

東急溝の口駅近くで28年続くラーメン店。パソコンが苦手な56歳の店主が、無料ツールとAIに出会い、データで売上を見直していくまでの物語をご紹介します。

【DX成功事例】パソコン音痴の56歳店主が無料ツールとAIで売上改善!溝の口「らーめん一徹」感動の物語

序章:変わらない日常と、静かな変化

東急溝の口駅からほど近い商店街で、28年間ラーメン店を営んできた高橋治さん(56歳)。最近の売上の低迷に悩んでいました。向かいにできた新店「つけ麺 維新」がにぎわうのを横目に、自分の店で今なにが起きているのか、うまく掴めずにいたのです。

ラーメン店主の苦悩

そんなとき、常連の鈴木さんから「かわさき楽AIサポート」という無料の相談サービスのことを聞きます。パソコン操作に強い不安を感じながらも、高橋さんは思い切って相談に訪れることを決意しました。

第1章:AIとの出会い、そして「魔法の道具」

相談員の山本さんといっしょに、高橋さんは初めてChatGPTに触れます。むずかしいことは一つずつ。競合の調べ方や、Googleスプレッドシート(無料で使える表計算ツール)の使い方を、手を動かしながら学んでいきました。

数字を入れると自動で計算してくれるスプレッドシートのしくみに高橋さんは驚き、「学ぶことって、こんなに楽しいのか」と感じるようになります。

はじめてのChatGPTに戸惑う店主

第2章:研究所になった厨房

高橋さんは、妻の恵子さんと協力して、メニューごとの売上を記録しはじめます。毎日コツコツとデータを入力していくうちに、これまで「なんとなく」でしか見えていなかったお店の動きが、はっきりと姿を現してきました。

  • 火曜日の味噌ラーメンの注文が、ほかの曜日よりずっと多い
  • 餃子の売上が、ラーメンに匹敵するほど大きい
  • 曜日ごとに、はっきりとした売れ方のクセがある
  • 近隣店の定休日と、自店の売上に関係がありそう

ChatGPTに相談しながら数字を読み解いていくと、火曜日に味噌ラーメンがよく出る理由が見えてきました。近くの競合店「龍王」が火曜定休で、そのお客さんが流れてきていたのです。

第3章:革命のボタン

さらに高橋さんは、GAS(Google Apps Script、スプレッドシートの作業を自動化できる無料のしくみ)を学びます。「今日の分析」というボタンを作ったことで、これまで1時間ほどかかっていた集計作業が、わずか数秒で終わるようになりました。

データ分析がボタン一つで

作業がぐっと楽になったことで、高橋さんは数字を見ながら「次にどうするか」を考える時間を取れるようになり、経営の判断も早くなっていきました。

第4章:頑固おやじの挑戦が、仲間を動かす

「火曜は味噌の日! 餃子セット100円引き」。データから見えてきた事実をもとに打ち出したこのキャンペーンで、火曜の売上は大きく伸びました。

商店街を巻き込んだ改革

この成功に、商店街の他のお店も注目しはじめます。やがて「溝の口商店街データ活用研究会」が生まれ、ライバル店「つけ麺 維新」の店主も参加するように。競い合う関係から、いっしょに学び合う関係へと変わっていきました。

最終章:最高の武器とは「学び続ける自分」である

高橋さんは、川崎市役所の「中小企業デジタル化推進セミナー」で講演する機会を得ました。数か月の歩みを振り返り、「最高の武器は高価なシステムではなく、学び続ける姿勢そのものだ」というメッセージを、参加者に伝えました。

その後も「らーめん一徹」は、地域のデジタル化の拠点のような存在になっていきます。月に1回「初心者向けDX相談会」を開き、自分と同じようにパソコンが苦手な店主たちに、学びを手渡しているそうです。

「学び続ける限り、人生に定年はない。学び続ける限り、未来は輝いている」。高橋さんのこの言葉が、物語をやさしく締めくくります。

かわさき楽AIサポートは、こうした一歩を、専門用語をかみくだきながら隣で伴走する「整理役」でありたいと考えています。高価なツールは必要ありません。まずは身近な無料ツールから、いっしょに始めてみませんか。

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