Blog | 2025年3月26日

自社データでできる!GASとAI APIデータ分析ツール開発

スプレッドシートに眠っている自社データを、AIに「読んで・まとめて・気づきを出して」もらう仕組みを、無料ツール中心で手の届く形にする方法をご紹介します。

自社データでできる!GASとAI APIデータ分析ツール開発

「毎月たまっていく売上やアンケートのデータ、もっと活かせたらいいのに」——そう感じている事業者の方は少なくありません。かわさき楽AIサポートでは、AIの専門家としてではなく、みなさまの業務を一緒に整理する「伴走者」として、自社データを活かす仕組みづくりをお手伝いしています。この記事では、Google Apps Script(GAS)とAI APIを組み合わせた「自社データ分析ツール」の考え方を、できるだけ専門用語をかみくだいてご紹介します。

そもそもGASとAI APIとは何でしょうか

聞き慣れない言葉が並ぶと身構えてしまいますが、ひとつずつ見ていくとそれほど難しいものではありません。

GAS(Google Apps Script)

GASは、GoogleスプレッドシートやGmail、フォームといった、ふだんお使いのGoogleのサービスを「自動で動かす」ための仕組みです。Googleアカウントがあれば追加費用なしで使えるのが大きな魅力で、新しいソフトを買う必要はありません。たとえば「スプレッドシートのこの列に新しい行が増えたら、自動でメールを送る」といった作業を、人の手をかけずに行えます。

AI API

AI APIは、ChatGPTのようなAIに、プログラムから直接お願いごとをするための「窓口」のことです。画面に文章を打ち込む代わりに、ツールの裏側からAIへ「このデータを要約して」「この問い合わせを分類して」と指示を送り、結果を受け取れます。これにより、人が一件ずつ手作業でやっていた判断や整理を、まとめて任せられるようになります。

GASとAI APIを組み合わせると何ができるのか

この2つを組み合わせると、「自社のデータをためる場所(スプレッドシート)」と「考えてくれるAI」が一本の流れでつながります。具体的には、次のようなことが自社で実現できます。

  • アンケートや口コミの自由記述を、AIが「良かった点」「改善してほしい点」に自動で仕分けする
  • 毎月の売上データから、AIが気づいた傾向や変化を短い文章でまとめる
  • 問い合わせメールの内容をAIが分類し、担当部署ごとに振り分ける
  • 長い議事録や報告書を、要点だけの一覧に自動で要約する

大切なのは、これらが「自社のスプレッドシートの中」で完結し、高価な専用ソフトを導入しなくても始められるという点です。

つくり方のおおまかな流れ

実際にツールをつくるときは、次のようなステップで進めていきます。いきなり全部をつくろうとせず、小さく始めるのがうまくいくコツです。

1. 分析したいデータを決める

まずは「何を楽にしたいか」をはっきりさせます。アンケートの集計なのか、問い合わせの仕分けなのか。目的が決まると、必要なデータと作業の範囲が見えてきます。

2. スプレッドシートにデータを整える

分析のもとになるデータを、Googleスプレッドシートに1行1件の形でそろえます。ここがきれいに整っているほど、後の自動化がスムーズになります。

3. GASでAIにつなぐ

GASを使って、スプレッドシートの内容をAI APIへ送り、返ってきた結果を別の列に書き戻す——という一連の流れを組み立てます。最初は数件だけで試し、思ったとおりの結果が返ってくるか確かめながら進めます。

4. 自動で動くようにする

動作が安定したら、「ボタンを押したら実行」「毎朝決まった時間に実行」といった形で、手間がかからないように仕上げます。

はじめる前に気をつけたいこと

便利な仕組みだからこそ、安心して使うために知っておきたい点があります。

  • 個人情報の扱い:顧客の氏名や連絡先などをAIへ送る場合は、送信先や利用条件を必ず確認しましょう。必要に応じて、名前を伏せるなどの工夫も検討します。
  • AI APIの利用料金:AI APIは使った分だけ費用がかかる仕組みが一般的です。最初は少量で試し、どのくらいの規模で使うかを見ながら進めると安心です。
  • 結果は必ず人が確認する:AIの出力はとても便利ですが、間違いがまったくないわけではありません。重要な判断は、最後に人の目で確かめる流れを残しておきましょう。

専門知識がなくても、整理役と一緒なら始められます

「プログラミングの経験がないから無理かもしれない」と感じる必要はありません。かわさき楽AIサポートは、川崎市高津区(溝の口・武蔵新城・二子新地など)を中心に、地域の中小企業・個人事業主のみなさまの「やってみたい」に寄り添ってきました。むずかしい部分は一緒に整理しながら、無料で使えるツールを中心に、無理のない形でAI活用を進めていきます。

「うちのこのデータ、自動で分析できないかな?」という素朴な疑問からで大丈夫です。まずはお気軽にご相談ください。

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