Blog | お知らせ | 2026年5月18日
デジタル庁の「源内ー法律のAI(Lawsy)」で業務効率化!関係ないと思っている方こそ、読んでください。
「法律のAI」と聞いて自分には関係ないと思った方へ。これは「たくさんのルールを、正確に引かないといけない」すべての仕事に関わる話です。
はじめに
このお話は法律専門家向けに見えるかもしれませんが、実際の対象は異なります。建設会社の監督、介護施設の管理者、飲食・食品の担当者、総務職員など、「たくさんのルールを、正確に引かないといけない」すべての仕事に関わる話です。
デジタル庁が公開した「源内」と「Lawsy」
2026年4月、デジタル庁が「源内(げんない)」という生成AIの土台をオープンソースで公開しました。その中の「Lawsy(ローシー)」は、日本の法令およそ1万件、条文にして約51万7千件をまとめ込んだ「日本中の法律を正確に調べてくれるAI」です。
実際に検証した結果、これは「法律専用の道具」ではなく、「大量のルール文書を正確に引くための道具」であることが明らかになりました。
なぜ「法律+〇〇」に化けるのか
通常のAIは長い文書を小さく切り分けて覚えます。しかし法律文には「前項で述べたとおり」「第◯条の規定により」といった前後の繋がりを前提にした表現が多く、細切れにするとこの繋がりが失われます。
Lawsyは発想を逆にしました。「文書は切り分けない。まずどの文書が関係しそうかを探し、その文書を丸ごと読ませる」という方式です。
図書館でたとえると、通常のAIは必要そうなページだけを取り出すのに対し、Lawsyは関係しそうな一冊を丸ごと机に広げて読むイメージです。この「一冊まるごと選んで読む」やり方は、互いに参照し合う文書のかたまりであれば、法律以外でも同じように機能します。
応用できる分野
業界ごとの「ルールAI」の例:
- 建設業:建設業法+建築基準法+国交省通達+JIS規格
- 介護:介護保険法+運営基準+都道府県告示+厚労省通達
- 食品・飲食:食品衛生法+HACCP資料+保健所基準
法律+社内規程:就業規則・賃金規程・各種マニュアルをこの仕組みに乗せれば、「育休はどれくらい取れる?」「この経費は申請できる?」に答える社内専用AIになります。
法律+自治体の条例:地域に密着したAIもつくれます。条例データは法律ほど整っていないため、データを整える段階からのお手伝いが必要になります。
法律でなくても:
- 学習指導要領 → 単元検索・学習進度のAI
- 製品マニュアル → サポート対応AI
- 契約書ひな形集 → 契約書チェックAI
- 判例集/業界ガイドライン/学術論文 など
条件はシンプルです。「数が多くて」「互いに関連していて」「正確に引きたい」文書であること。これに当てはまれば、たいてい応用できます。
構築サポートを始めました
かわさき楽AIサポートでは、この仕組みを使った「業界専用の調査AI」の構築サポートを新しく始めました。
注意点:
1つめ。「無料で公開されている」ことと「すぐ自分で動かせる」ことは別問題です。データを整え、AIに学習させ、業界に合わせて調整する地味ですが確かな専門作業が必要です。
2つめ。これは「専門家がいらなくなる魔法の箱」ではありません。引用の精度にはまだ課題があり、最終的に「その答えが正しいか」を判断するのは、やはり専門家の役割です。これはプロが調べる時間を大きく減らす道具とお考えください。
サービスの内容:
- あなたの業界の「法律+〇〇」を設計します
- ルール文書をAIが使える形に整えます
- 専用の調査AIを構築します
- 公開後も継続して更新をお手伝いします
「丸投げしてください」ではなく、「一緒に組み立てましょう」という進め方です。
まずは「うちの場合どうなる?」から
料金は業界や文書量によって変わるため、現在設計中です。初回のご相談は無料です。川崎市内であれば訪問でのご対応もできます。「そもそもこれ、うちで使えるの?」という素朴な疑問の段階から、お気軽にご相談ください。
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