Blog | お知らせ | 2026年6月1日
「これって違反かも…」を出典つき数十秒で。法令調査AI「ことのり」をリリースしました。
専門用語を知らなくても、ふだんの言葉で質問するだけ。関連する条文・通達を出典リンク付きに、数十秒で調べられるAI法令調査サービス「ことのり」を無料で提供開始しました。
法令・通達を“意味”で検索できるAI法令調査サービス「ことのり」を提供開始
デジタル庁公開のOSS「源内/Lawsy」を独自に再構築。ふだんの言葉で、数十秒で根拠付きレポートを。
株式会社スマイルファクトリーが運営するAI導入支援サービス「かわさき楽AIサポート」は、AI法令調査サービスの名称を従来の「法令リサーチ」から「ことのり」へ刷新し、ブラウザから無料で使えるかたちで提供を開始しました。専門の法令用語を知らなくても、ふだんの言葉で質問を入力するだけで、関連する条文・通達を出典リンク付きで、数十秒で調べられます。
背景:法令を「調べる」だけで30分、1時間
「この営業に許可は要るのか」「残業代の計算はこれで合っているのか」「インボイスは結局なにを保存すればいいのか」。事業を営むうえでこうした疑問は日々生まれますが、いざ調べようとすると、どの法律のどの条文を見ればよいか分からず、e-Gov法令検索を開いても専門用語の条文に埋もれ、確信が持てないまま時間だけが過ぎていきます。
「ことのり」は、この「法令を調べる時間」を、日常の言葉のまま数十秒に短縮することを目的に開発されました。中小企業・個人事業主・士業の下調べを、根拠ごと支援します。
法令調査AI「ことのり」の3つの特長
1. キーワードではなく“意味”で探す
「残業代がちゃんと払われているか確かめたい」と日常の言葉で入力すると、「割増賃金」「時間外・休日労働」に関する条文を拾い上げます。ベクトル検索により質問の“意味”と条文の“意味”の近さで関連条文を探すため、正しい法令用語を知らなくても、用語の言い換えに伴う取りこぼしを減らせます。
2. 法令本文だけでなく「通達」まで検索対象に
実務では条文だけでは判断しきれない場面が少なくありません。「ことのり」は各省庁の運用指針である通達まで検索対象に含めており、たとえば割増賃金の扱いについて厚生労働省の行政資料に示された運用の考え方まで、根拠ごと押さえられます。
3. 必ず出典リンク付きで返す
返ってくるレポートには、該当条文と、e-Gov法令検索など一次情報への出典リンクが必ず添えられます。「AIがそう言っている」で終わらせず、根拠の条文にすぐ当たれる点を最も重視しています。
名称に込めた意図
「ことのり」は漢字で書くと「詔」。古くは公(おおやけ)に向けて告げられる言葉を意味しました。法令は、私たちの暮らしや商売のルールが書かれた“公の言葉”であり、本来は誰もが当たり前に引けるはずのものです。「公の言葉を、誰もが日常の言葉で引けるようにしたい」――その願いを名前そのものに込め、機能を説明した名称から、サービスが目指す方向を示す名称へと改めました。
信頼性の根拠:デジタル庁OSS「源内/Lawsy」を独自に再構築
「ことのり」の土台は、デジタル庁がオープンソースで公開した行政向け生成AI基盤「源内」と、その法令調査AI「Lawsy(ロージー)」です。源内はデジタル庁職員が日常業務で使う実績のある基盤で、2026年に商用利用可のかたちで公開されました。
当社はこれを自社のWindows環境で一から稼働させ、日本の現行法令を丸ごと(約1万件の法令、50万を超える条文)投入して検証したうえで、Google Cloud上に独自に作り直しました。条文本文を意味で探せるようにし、通達に対応させるなど、公開物をそのまま設置したのではなく、実務で使える形に育てたものです。
※「ことのり」はデジタル庁の公認・提携によるものではなく、公開されたOSSを土台に当社が独自に開発・運用しています。
利用上の注意
「ことのり」が返すのはAIが生成した参考情報です。最終的な判断は、必ず出典リンクの一次情報と、弁護士・士業などの専門家にご確認ください。本サービスは専門家への相談を置きかえるものではなく、その前段の下調べを大幅に効率化する道具と位置づけています。
また現在、入力された検索内容は他の利用者にも表示される仕様のため、氏名・連絡先・案件の固有情報など、個人情報・機密情報は入力しないようご注意ください。
提供形態・今後の展開
「ことのり」は登録不要・ブラウザのみで、パソコンからもスマートフォンからも無料で試せます。さらに「自社の社内規程や業界データも調べたい」「チームで本格的に使いたい」といった相談にも個別に対応します。法令だけでなく、条例・社内規程・業界基準にも応用できる仕組みのため、導入相談(初回無料)で具体的な活用方法を案内します。
代表コメント
「法令という“公の言葉”は、本来は誰もが当たり前に引けるものであるべきです。専門用語の壁で調べることをあきらめてしまう前に、ふだんの言葉のまま、根拠つきで引ける。『ことのり』を、その入口として育てていきます」(代表取締役・内 貴志)
サービス概要
- 名称:ことのり(旧称:法令リサーチ)
- 内容:日本の全現行法令と通達を“意味”で検索するAI法令調査サービス
- 特長:自然な日本語での検索、通達まで対応、関連条文と一次情報への出典リンク付きレポートを数十秒で提供
- 料金:無料で試用可能(登録不要)。社内規程・業界データ対応やチーム導入は個別相談
- URL:https://hourei-search.smilefactory-rakuai.com
First Step
初回相談